黒曜編「最強ヒットマン」

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『はぁ゙ー、疲れたー!!』




当時11歳の若さで家庭教師もやってた

オレも小さいながらも大人以上の知能を持っていて評判はすごかった




『………』




オレは最近気にし始めている時があった
それは―…




ボォッ――…




『何なんだろーなコレ……』




手の中には白に近い水色の炎が灯っている




『……まさか…な…』




死ぬ気の炎……

そうオレの頭によぎった

だが、なんで……




『……冷たいな…』




その炎は冷たかった
鋭く、オレの心を凍らすような気がした




―――‐‐‐…




そして現在…




『………』




アスナは商店街のベンチに座っていた




『(昔の事を思い出したら頭痛くなってきた…)』


「よっ、アスナ!」


『……ん…?
なんだ山本かよ』




目の前を見ると部活帰りの山本がいた




「隣いいか?」


『お好きにどーぞ』




山本はオレの隣に座った




「顔のキズ、結構治ってきたなっ」


『ああ、以外に深かったからなぁー
跡にならないだけで奇跡だっつーの』




アスナの頬にはカットバンがついていた
骸戦の時に骸につけられたらキズだけ長く残っていた




「でも、跡にならなくて良かったな」


『オレは別に跡になってもいいけどな』


「え、でも女子だったら顔の傷跡って気にするんじゃないか?」


『気にしない』


「そーなのかっ
篠崎ってホントに不思議だよなっ」




アスナの頭にハテナマークが浮かんだ




 
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