黒曜編「最強ヒットマン」

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『……兄…ちゃん……?』




ダレンがドアの前にいた
オレは間違いかと思い目をこするがドアの前にいるのは、ブラウンの髪色に黄色の瞳の人物…

間違いないダレンだった




『うそ…嘘だよね……
兄ちゃんが殺すわけないじゃん!』


「嘘じゃねーよ
よく見なよオレの服装をな…」


『……!』




ダレンの服装を見た
いつもどおりのスーツ姿のダレンだったが、その黒色の上には赤色の血に染まられていた




『そんな…何でッ……』


「おいおい、泣くなって
って泣くか普通」




鼻で笑うダレン…
オレの涙は止まることなく流れてく




『じゃあ、ロンザさんを殺したのも…』


「オレだよ」


『…!!?
……何で…そんな事をッッ…』


「復讐だよ」


『復讐…?』




ダレンは義父と母に近づいてきた
そして義父の頭を掴んだ




「コイツはな、オレの産みの親…
つまりオレの母さんを自殺まで追い込んだんだよ」


『え…』


「まだコイツが母さんと夫婦だった時、おまえの母親と不倫に陥ったんだよ!」




バンッ!!!




ダレンは義父を投げ飛ばした




「そして母さんと離婚しようとしたらしいが母さんは父さんと離婚しなかった

なかなか離婚しない母さんに父さんは自分の部下を使って母さんを自殺させようとしたんだよ!」


『なんで自殺を…』


「嫌がらせだよ…

毎日、毎日…
自分に罪がかからないようにな!」




ダレンにそんな過去があったなんて知らなかった…
オレは知らなかった




「母さんが死んだのも関わらず父さんはおまえの母さんと結婚して幸せを掴んだんだよ

父さんも義母さんも許せねぇ
母さんを自殺にもちこんだ部下も許せねぇ…!」



 
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