黒曜編「最強ヒットマン」

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それは、骸との戦いも終わり平和になった頃だった




トントンッ――




『んー?』


「アスナ、ちょっといい?」




ツナがアスナの部屋に入った




『なんだ?』


「あの…この服…υ」


『…!!』




ツナの手には一着の服があった
それは骸との戦いでアスナがダレンに借りた服だった




「これアスナのだよな?
母さんが間違えてオレの部屋に持ってきたんだよ」


『そうか…
まあ、ママンが間違えるのも無理ないな
そこに置いといてくれ』




アスナは机の上に服を置いた




「そーいえば
なんであの時、おまえの服変わってたんだ?」


『え…?』


「だってオレがフゥ太追いかけて、獄寺君の所に戻ったらアスナいないし
やっと会えたと思ったら、傷だらけで服変わってたし…」


『……そうだな…
いろいろあったから話すと長くなる
…簡単に言ったら……』


「……?」


『……知り合いにあった』


「知り合い?」




アスナはイスから立った




「知り合いって……」


『おっと、これ以上話すつもりはない』


「えっ!?」


『話すことは一切ない』


「じゃあ、もう一つ質問いい?」


『……?』


「アスナって…何者なんだ…?」


『………』




何者…、アスナはツナの家庭教師で殺し屋だってことは知っているはず…
なんで今更…




「オレを庇ったとき、手から死ぬ気の炎だしたよな…?」


『さあ、知らないな』


「でもアレは確かに…!!」


『はいはい、しつこい男は嫌われるぞ』


「えっ、あっ、ちょっ!」




ツナは部屋から追い出された




バタン……




『………』




 
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