ヴァリアー編「最強ヒットマン」

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ゴオオオオオ!!!




『うわっ!!』




急な突風が起こり、アスナはそれにより体勢を崩された




『一体何が…』




グラウンドへ行くと、一面に煙が出来て辺りが見えなかった

だが、その中から人影が見えてきた




『XANXUSッ!!!』




アスナは目を見開いた
XANXUSの顔には古傷が広がっていたからだ
しかし、それより驚いた事があった




『おまえ…その手…!!』


「!!」




XANXUSの両手が凍っていた

この現象…
まさかとは思うが……
これは……




零地点突破…!』


「これは……」


『……!』




煙の中からツナの姿も現れた
ツナは自分の手を見て、目を見開いていた


アスナの言っていた“零地点突破”とは
死ぬ気の境地の逆…
死ぬ気の炎の逆の状態のことだ

つまり炎の逆…冷気だ……




「そんな
バカな…

こんなことが!!!




XANXUSが心を取り乱している
こんな彼を見たことがない…




「なぜだ!!
ありえん!!

おまえみてぇなカスにボンゴレの奥義など…!!」


「そのキズ……


お前が前にも

全身に零地点突破を受けた証拠」


「!?」


『……!』


「もう おまえの拳に炎が灯されることはない…

お前の負けだXANXUS」




零地点突破…
まるで死ぬ気の炎を封じこめるためにあるような技だ……




「ふふふ

何を言い出すかと思えば!


ふざけやがって!!


バキャン!!!



 
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