ヴァリアー編「最強ヒットマン」

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「クフフ

クフフフ」




クロームを包んだ霧の中から聞き覚えのある声が…

その時、床が割れ
マーモンに攻撃があたった




「ムギャ!!」


「クフフフ

随分いきがっているじゃありませんか


マフィア風情が」




霧の中から姿を現したのは六道骸だった
なぜ彼がここに……




「お久しぶりです
舞い戻ってきましたよ……………

輪廻の果てより」




骸の言葉にゾクッとするツナ

その時、マーモンが立ち上がった




「……………ウム

六道骸…
どこかで聞いた名だと思ったが思い出したよ

たしか一月程前だ

復讐者(ヴィンディチェ)の牢獄で脱走を試みた者がいた

そいつの名が六道骸」


『!!?』




あの鉄壁と言われる復讐者(ヴィンディチェ)の牢獄を脱走するなんて…
恐るべし六道骸…




「だが脱走は失敗に終わったはず

更に脱走の困難な
光も音も届かない最下層の牢獄にぶちこまれたと聞いたよ」


『(初耳だ……)』


「クフフフ

ボンゴレが誇る特殊暗殺部隊ヴァリアーの情報網も
たかが知れてますね」


「ム」




骸の言葉にマーモンはムキになった




「現に僕はここに在る」


「面倒くさい奴だなぁ

いいよ
はっきりさせよう

君は女についた幻覚だろ」




マーモンの顔から物凄い吹雪が出てきた
吹雪のせいか、骸の体は凍り始めた




「幻覚でできた術士に負けてあげるほど
僕はおひと好しじゃないんだ」




そして 骸は完全に凍った
マーモンはトドメに顔からハンマーを出し、骸に襲いかかってきた




「もっとも砕け散るのは
さっきの女の体だろうけどね」




その時、骸の片目に“一”の文字が浮かんだ

“一”の文字が浮かんだ瞬間、マーモンに何かが襲いかかった

気づくとそれは蓮の花だった




 
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