ヴァリアー編「最強ヒットマン」

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山本は爆風の攻撃を“時雨蒼燕流”と言う技でかわした




「あれが山本の時雨蒼燕流

まだ粗さはあるが、この短期間でよくここまで…」


「まったくだぞ
この一週間 山本が他の守護者の勝負の時以外
ほとんど寝ずに稽古していたのはしっていたが…

いくら野球で鍛えた体力と反射神経があるといっても
型を覚えるものと実践で使うのとでは まるで次元が違う話だがな

ましてや命がけの勝負だ

カタギの人間がいきなり臆することなく戦えるとしたら よほどのバカか…

生まれながらの殺し屋だぞ」


『!??』


「Σな!?
山本が殺し屋って…
何言ってんだよリボーン!!」


「ま どっちみち

山本に目をつけたオレが一番すげーんじゃねーか?」


「Σ結局 自分の自慢話かよ!!」




真面目に聞いていたアスナもリボーンの最後の言葉に呆れる




「……だが…
これ以上 時雨蒼燕流に頼るのは危険だ」


「『!』」




ディーノの言葉にツナとアスナは驚く…




「またディーノさん そんなこと…
だって実際に技が効いたんですよ!」


『…ディーノ、どうかしたのか?』


「………」




モニターを見るとスクアーロが山本に向かい再び火薬をまいた
火薬が爆発し、スクアーロが山本に遅いかかった




「切る!!!」


「えーっと…
こんな時は…

こいつだ」




山本は刀を水につけて、虹のようにすくい上げた




「な…何だ!?」


「時雨蒼燕流 守式 弐の型」


ズバッ!!


「ちいっ」


「逆巻く雨」




スクアーロは山本を切ろうとしたが、逆巻く雨という時雨蒼燕流の技で
山本の姿をくらましていたので切れなかった




「ほらディーノ!!
やっぱりすごいよ!!
山本も時雨蒼燕流も!!」


「だと いいんだけどな…」


「!?」


『どうした…?』


「スクアーロが…
喜んでいるように見える…」


『!?』




 
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