黒曜編「最強ヒットマン」

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「お前は弱い…
オレにキズ一つ付けたかったらな強くなりな三下…」



『ハッ!!』




夢から目が覚めた
よく見ると自分はベッドの上にいた




『助かったんだ…』




ダレンに撃たれた腹部には包帯が巻かれていた




ガラッ―…




「目覚めたか…?」


『!!』




ドアを見るとディーノが心配そうにこちらを見ている




『……私…』


「ザンザーレに連絡がとれなくなったから屋敷に行ったんだ
そしたら中は血の海でみんな死んでいた
唯一、おまえだけが生きていたんだ」


『………』


「いったい何があったんだ!?
教えてくれ!!」


『………ッッ』




言ってもいいのだろうか…
言ってしまったらダレンは犯罪者になってしまう

そんな事を思いながらオレは口を開いた




『……兄ちゃん…』


「!!?」




ディーノも驚きを隠せなかった
無理はない、ディーノもダレンにはよく世話になっていたから…


そしてオレは全てをディーノに話した

ダレンが何故このようなことをしたか…
過去に義父がしてきたことを…

すべて話した…




「……おまえ、どーすんだよ」


『何が…?』


「何がって、これからどーするってことだよ!!」


『わからない…
ただ、一つだけ目的はあるよ…』


「??」


『強くなる…』


「!?」




ディーノは目を見開いた
そりゃそうだ。
当時、武器など使ったことないオレが強くなれるわけない
そう思ったのだ




 
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