黒曜編「最強ヒットマン」

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ザシュッ!!!




『………』




アスナの帽子が落ちて
頬に赤い血が流れた




『さようならじゃなかったのか?』


「ヤメました。
アナタを人形(モノ)にするのはボンゴレ10代目とまた会ってからにします
それにしても…」


『ぐっ…』




骸はアスナの顎をさらに強く掴んだ




「帽子でよくわかりませんでしたが
鬼人アスナがこんないたいけな少女だったとは…」




骸は槍をアスナの頬の傷に近づけた




ズズズッ…




『………』


「なんだかキズつけたくなっちゃいますね」




キズをえぐりだす骸
だがアスナは表情ひとつ変えない
キズからは大量の血がでた




「鳴け!喚け!叫べ!
ガマンしても無駄ですよ!
助けは当分来ないのですから!!」


『………』


「…!!」




アスナは骸をまっすぐな眼差しで見つめた




「くッ…!!」




ザシュッ!ザシュッ!!!



再び骸がアスナの頬にキズをつけた




ザシュッ!ザシュッ!!ザシュッ!!!




顔だけでなく腕や首にもキズをつけた
そしてアスナを蹴飛ばした




「なぜ、やりかえしてこない!!」


『………』




骸は倒れているアスナの胸ぐらを掴んだ
それでもアスナは骸を見つめる




 
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