黒曜編「最強ヒットマン」

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「これじゃ、わかりにくいですかねー
あちらをごらんください」




獄寺が壊した建物の中に映像が移った




「壁にモニターが!!
つーか、なんで京子ちゃんとハルが
写ってんのーー!!?」


「てめー、何たくらんでやがる!」


『キモいぞおまえ!!』


「あなたが次の刺客ね」


「まーまー、
おちついてと言ってるじゃないですか
ちゃんと説明しますから」




黒曜生は余裕な口調でしゃべりだす




「私の名はバーズ
その名の通り鳥を飼うのも趣味でしてねぇ
ご覧の映像はかわいい鳥達に
埋めこまれた小型カメラから
送られているものです」




映像からは京子と花の会話が聞こえてきた
ハルは耳にイヤホンをして歩いている




「(ハルのはよ勉強してら…
京子ちゃん…
今までお兄さんのお見舞いに…)
ん?なんだ?
二人のうしろにさっきから」




ハルと京子の後ろらへんをよく見るツナ
そこには黒い影がうっすらと…




「ΣΣうわあ!!」


『なんだアイツら!?』


「気がついちゃいましたか?
あれは私に忠実な双子の殺し屋でしてね
あんなかわいい顔していますが、
刑務所にいる10年間ずっと拘束具を
はずしてもらえなかったほどの
凶悪な連続殺人犯なんですよ」


「ΣΣなんだってー!!」


「見ててください
もうあなた達の友達で遊びたくて
しょうがないって様子だ……ウジュ」




双子が京子達に近づいてきた




「ΣΣあああ!あぶない〜!!」


「あの子達に何をする気?」


「んーー?何もしやしませんよ
あなた達が私に従ってくれさえすれば……ね」


「!!」


「ふざけんな!!
あいつらはカンケーねーだろが!!
殺し屋を戻さねーとぶっ殺すぞ!!」


『獄寺…!!』




獄寺がバーズの胸ぐらを掴んだ




「おっと、私には触れない方がいい
ほら、お友達が………」


「!?」


「バラされちゃいますよ」


「なっ!」




双子が京子達を襲おうとする




 
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