黒曜編「最強ヒットマン」

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「これでいいわ」


「どもっス」




ビアンキは山本のケガした腕を
包帯で応急処置をした




「………
(また怖くて動けなくて
山本にメーワクかけちゃったよ
本当こーゆーシュチュエーション
むいてないよなー、ヘコむなー)」


『気にするなツナ』


「!!」


『山本は自分の意志で戦ってケガしたんだ
だからツナは悪くない
いちいち細かい事を気にしてると
体に毒だぞ』


「……アスナ…」




自分なりにツナを励ましてみたアスナ




「チビわりぃ、バット壊しちまった」


「ったく、しょーもねーなー」


「気にすんな、スペアやるから」


「おっ、サンキュー」


「(ΣΣ替えあんのー!?)」




リボーンは新しいバットを山本に渡した
山本のバット2号の参上だ




「まっ、でもメガネヤローは
まだ寝てるらしいし
アニマルヤローは倒したし
意外と簡単に骸をぶっとばせそうですよ」


「ププッ、めでてー連中だぜ!!」


「!」


「アニマルヤローだ」


「ΣΣさっき完璧に
気を失ってたのにー!!」


「ひっかかったなー
おまえ達に口割らねーために
オポッサムチャンネル使ったんだよん!!」




オポッサムとは
死んだフリをするのが得意動物である




「でも、よーく考えてみたら
おまえ達に何言っても問題ないじゃん!!
ぜってー骸さんは倒せねーからな!!
全員、顔見る前におっ死ぬびょーん!!」


「んだと、砂まくるぞコラ!!」


「甘いはハヤト」


「あ」




ビアンキは犬のいる穴に岩を放り投げた




ヒューン…ゴッ!!




「キャンッ」




見事岩はあたった




「ヒクヒクしてるけど
あれも死んだフリかしら」


「(ΣΣやっぱこの女、怖えー!!)」


『ビアンキもまだまだ甘いぜ…』




そう言ってアスナは
ビアンキの倍の岩を放り投げた




 
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