黒曜編「最強ヒットマン」

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『………』




静かな光景が数秒続いた




シュルル…




黒曜生はヨーヨーを再び手にした




「早く済まそう」


「(このままじゃ……やられる……
でも足がすくんで動けない〜…)」


『(ツナめ…恐ろしさのあまり
足が動かないんだな…

どーする…今武器も持ってない…
ましてや敵は遠距離の武器を持ってて
ツナまで庇って戦闘なんてできねぇ)』




シュッ!!




黒曜生はヨーヨーをツナに向かって投げた




「ΣΣうわああ」


『ツナ!!(仕方ねェ!!)』




バッッ!!




アスナがツナの元へ走って行った




『くそっ!間に合わねェっ!』


「Σい゙っ!?」


『!!
Σぐおっ!!』


「!!」




誰かに引っ張られたアスナとツナ
そのお陰で黒曜生の攻撃は当たらなかった




ズサーッ!!!




「フーッ」


「!!」


「すべりこみセーフってとこだな」


「山本ぉ!」




助けてくれたのは山本だった




『おまえ学校はっ!?』


「結局、学校半日で終わってさ
通りかかったら並中生が
ケンカしてるっつーから獄寺かと思ってよ」


「(た…助かった…)そーだ!獄寺君が!!」


「ああ、わかってる」




山本は獄寺を見た




「こいつぁ…おだやかじゃねーな」


『!!!』




さっきまで明るかった山本の顔つきが変わった




「(めったに怒らない山本が……)」


『(こいつのこんな顔、初めてみた…)』


「邪魔だ」




再び黒曜生がヨーヨーを投げた
山本はそれに反応し、バットをだした




キン!!!




「!!!」


「ΣΣ切ったー!!
つーか、いつから山本のバット常備〜!?」


「そうか…
おまえは並盛中学2-A、出席番号15番、
山本 武…」


『(そんな事まで知ってんのか…)』


「(は!そーいや山本、
並中ケンカの強さランク2位だった…)」




 
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