番外編
□未来 〜Tristezza〜
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これはまだ10年前のツナ達がくる前の
10年後での出来事……
『もう終わりにしよう』
痛くて切ない言葉が口からでてくる
目の前には愛おしい人
病院のベットの上で目の下をを赤くしている
「なんでそんなこと言うんだよ…」
『………』
「黙り込んでも何もわかんねーよ
ちゃんと訳をいってくれよ…」
本当はわかってるんだ
だけど、ちゃんとおまえの口から聞きたい
『もういないんだよ…
オレの腹の中に…
あの子は……っ』
涙ながら悔しい思いをこらえている
その思いはオレにも伝わった
『限界なんだ…
もう何も失いたくない
こんな汚らわしいオレを見ないでくれ…』