番外編

□逃げても無駄
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登校中のことだった

いつもどおりに家に出るはずだったが、今日はうっかり寝坊してしまい
現在、学校に向かって走っているアスナ




『何でツナ起こしてくれなかったんだよー!!』




ツナはアスナより早く起きて、もう学校にいるだろう

ツナはアスナを裏切った(笑)




『あと少し!!』




目の前には校門
アスナは最後の力を振り絞り、走った

そして門をあと少しくぐれそうな時―…!




ガシャン!!!


『Σ!?』




アスナが門をくぐる直前に門がしまった

そして、チャイムが鳴った




『(しまったー!
遅刻してしまったー!!)』




激しく落ち込むアスナ
だが、諦めはしなかった

アスナはバックを投げ、門を飛び越そうとした

門は意外に高く、登るのに苦戦するアスナ




『くぅ〜!!
もう少し背があれば…』


「手伝ってあげようか?」


『!!?』




横からゾゾッとする声が聞こえた
アスナはゆっくり声がしたほうを見る




『ヒ…ヒバリ…υ

なんでここに……?』


「考えればわかるよ

僕は風紀委員だからさ」


『つ、つまり…?』


「遅刻した生徒は咬み殺す」




おなじみの言葉でたぁー!!
その言葉でアスナの全身は石のように固まった




 
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