番外編
□部活巡り《続》
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アスナは部活巡りをしていた
ボクシング部へ行った後、
バレー、バスケット、剣道、陸上……
さまざまな部活を見学しに行った
あと見学していないところは……
『野球部……』
いやいやっ！
さすがに野球は女子向けじゃない！
と、思いアスナは帰ろうとした
「ん？
おっ、篠崎!!」
『？』
誰かに呼ばれ振り向くアスナ
そこにはユニフォーム姿の山本がいた
寄りによって一番会ってはいけない人物に会ってしまったかもしれない…
「おまえ 部活見学やってんだって？」
『え…そーだけど…
何で知ってんだ？』
「担任が篠崎が“部活見学に来たらよろしくな”って言われたんだよっ」
『(Σなんで言うのー!!?)』
アスナはハァとため息をついた
「なあ 今から野球部(こっち)見学来ねえ？
練習まだやってるぜ？」
『でも オレ女子だし、野球下手だし…
オレが行っても邪魔じゃないか？
(だから このまま帰らせてくれ…)』
だが、アスナの考えは甘かった
「んなわけねーって
来いよっ!!
野球部」
『(Σなんでぇー!?)
あ！
そーいえば 今日は用事があったんだ！
帰らなくてはっ！』
「え？
今日 篠崎、ツナ達と話してるとき“今日は暇だー”って大声で言ってたよな…υ？」
『(そうでしたー！)
そ…そーだった！
用事は明日だった〜！』
「んじゃ！
行こうぜ篠崎っ」
『は…はい…』
嫌々ながらアスナは野球部へ見学に行った