番外編

□男装
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まさか、こんな事がおきるとは…
オレもあまかった……




「お願いします!!」


『だから、しないって!』


「そこをなんとかぁ〜」




今オレは並中の後輩に頼まれ事をされている
今年の人気先輩ランキング(女子)で何故かオレがどうどうの1位らしく
そのインタビューをしていて、ついでに写真を撮るらしい

もちろん、できる範囲ならオレもやるぜ?
でもな…明らかにオレにだって無理なことがあるんだよ




「一回だけ!
一回だけでいいんで男装してください!!」


『ダメだ』




いくらなんでも男装って!
別に普通の格好でもいいんじゃないか!?




『むちゃぶり言うならオレ帰るわ。
そんなヒマ人じゃないんで
じゃーなぁ〜』




とりあえず、この場を去ろう!
男装なんて御免だぜ…




「……ぐすん…」


『…!!』




えっ?……今、ぐすんって言った…?
えっ、言ったよね…υ?




「先輩ヒドいです…
私、並中のみんなの期待を壊さないようにと一生懸命考えた企画なのに…」




ΣΣぐおおおお!!
泣いてるよ!泣かしちゃったよ!!




『まあまあ、泣くなって…
お前の気持ちはよーくわかった
だがな、オレにも出来ない事があるんだ。
他わたってくれ…υ』


「そんなっ!先輩にしか出来ないことなのにぃ〜!
ぐすん…」




だから泣くなってぇー!!
チクショー、これじゃあ帰ろうにも帰れなくなったぞ…




「あれ?あそこにいるのって野崎さんよね?
なんで泣いてるの?」


『ΣΣ!!』


「アスナ先輩と何かあったんじゃないの?」




 
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