チョイス編「最強ヒットマン」

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白蘭は目の前にいるボンゴレT世をホログラムだと言う
だが、それは違う




「これはトゥリニセッテの中でも
あなたのマーレリングにも
私のおしゃぶりにも起きない

ボンゴレリングの“縦の時空軸の奇跡”


生まれた時から私の記憶に
焼きついているこんな詩があります」


海はその広がりに限りを知らず

貝は代を重ね
その姿 受け継ぎ

虹は時折現れ
はかなく消える



「マーレとは【海】
ボンゴレとは【あさり貝】
アルコバレーノとは【虹】

そう…
この詩はトゥリニセッテの
それぞれの大空の在り方をしめしています


どこまでも広がる【海】は横の時空軸
すなわち平行に広がるパラレルワールドに生き

代を重ねる【あさり貝】は縦の時空軸
すなわち過去から未来への伝統の継承に生き

そして【虹】はどこにもとどまらず
その両方に線ではなく
点として存在するものということです


つまり白蘭がパラレルワールドから
知識を得られる能力をもつものと同じように

沢田さんには沢田さんが受け継ぐ
ボンゴレの【時間】があるのです」


「悪いけどユニちゃん
その話に信憑性はないなあ

だって僕が初めてパラレルワールドを意識できた時
僕はまだマーレリングをもっていなかったんだよ?」


「それはあなたが
リングに選ばれた適応者だったからです

ボンゴレT世と同じように」




ボンゴレT世はツナに話しかける

どうやら今から枷をはずすらしい




 
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