ヴァリアー編「最強ヒットマン」

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「よし、今日の修業はここまでだ」


『え…っ』




今日のダレンとの修業が今 終了しようとしていた

アスナは何だか物足りなさそうな顔をしている




『今日はやけに軽い修業だったな
何かあったのか?』


「バカ言え、おまえのことを思って今日の修業はここで終わるんだ」


『??』


「今日の争奪戦…気になるんだろ?」


『……!』




アスナは麒麟斬を布にしまい、ダレンを見た




『スクアーロがヴァリアーの次期ボスになることは知っていたんだが
なぜ XANXUSがボスになったかは不明…』


「そっちじゃねーだろ?」


『…?』


「スクアーロはいくつもの流派を潰してきた男………」


『………』




アスナはダレンを睨みつけた





『山本に勝機はないと…?』


「いいや…
ただ 勝つには一筋縄じゃいかねーってことよ」


『…くっ』




拳をギュッと握りしめるアスナ




「心配なら行け」


『……!
別に心配じゃぁ……』


バッッ!


『Σぐおっ!』




急にダレンに背中を押された
アスナはコケはしなかったが少し不機嫌になる




「行け

それか一人で行くのは寂しいからオレについて来てほしいのか?」


『Σなわけねぇだろ!
わかったよ!!
行きゃあいいんだろ!!』




嫌々ながらも山本の家に向かうアスナ
ダレンはその姿をジッと見ていた




「そのまま人間を信じればいい…



オレのためにもな




 
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