未来編「最強ヒットマン」

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ぽた…ぽた……




床に血が絶え間無く落ちている
その血はアスナの首もとから流れている




「あと少しで脈まで行ったのに…
おしいなぁ」


『くそが…』




ほとんど攻撃を受けているアスナ
もうすでに彼女の体はボロボロ…

完全にダレンが有利になっている




「いくら物を無くそうとしても
雪の炎さえ触れなけりゃぁ、どーってことねぇんだよ」


『くっ…』


「今頃、山本武は幻騎士と戦ってるんだろーなぁ」




幻騎士という言葉にピクッと反応した




「おそらく山本武の負けだな…」


『そのことを知って
わざとオレと山本武を離したのか……』


「だって、お前がいたら
幻騎士の邪魔になるからなっ」




悔しさに拳を強く握った
ただ血だけが流れて行く…
悔しい…




『ふふっ…』


「??
なにがおかしい…」


『いや、別に?
お前と会えるのが今日で終わりだって思ってな…』


「気が狂ったか…
ま、お前はオレに殺される……

じゃあな妹…」




ナイフを捨て、新しいボックスを開き刀をだした

そして、刀を振りかざした瞬間
アスナから白いケムリが舞い上がってきた



 
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