黒曜編「最強ヒットマン」

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『……兄ちゃん…』




何でかオレはダレンを憎めなかった
また、前の優しい義兄に戻ってほしいと思ったんだ

まだ間に合うと思った



復讐ではなく、救う道を選んだ



そしてオレはダレンの引き出しの棚を開いた




『あった…』




そこにはダレンの大切にしていた小鎌あった

名前は“麒麟斬”―…

オレはそれを持って家を出た




―――‐‐…




オレはある家の前にいた




ダンダンダン!!




『開けて!開けてー!!』




ガチャ…




「誰だ…こんな朝っぱらから…
って、ガキじゃねーか」


『お願い!ボンゴレ9代目に会わせて!』


「はぁー!?
何言ってんだコイツ?
ボスがお前みたいなガキに会うわけねぇーだろ!!」


『お願い!!そこ通して!』


「ΣΣあっ!おいコラ!!」




オレはボンゴレファミリーというマフィアの家に来た

そして部下を横切って中へ入った




「ガキの侵入じゃだー!!
誰がガキを捕まえろー!!」


『ハァ!ハァ!!』




ボンゴレ9代目を探すがどこにいるか分からなかった
ただ廊下を走るだけだった




『ど…どーしよッ…』


「お嬢さん…」


『……!!』




ある部屋から声が聞こえた




「こっちだ」




振り向くと一つの部屋のドアが開いていた
オレは急いでその部屋へ走っていった




ガチャリ……




「どこ行った!?」


「よし、あっちだ!!」




部屋に入ったお陰で助かった




「どうやら行ったようじゃの」


『!?』




目の前には優しそうな老人がいた




『あの…ありがとうございます…』


「さて、君はなんでここに来たんだい?」



 
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