黒曜編「最強ヒットマン」

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ツナはアスナの傷口に手を当てた
しかし、血の流れるスピードは変わらなかった




『…いいかツナ…』


「!!」


『オレもおまえの教え子だ…
こんなことで…へこたれてんじゃねーぞ…』


「!!」




アスナはツナの手の上に手を重ねた
そうしたら、少しずつ手の周りに炎が灯った




「!!」


「!!!(死ぬ気の…炎…!?)」


『……頑張れよ…ボンゴレ10代目…』


「!!!アスナ!!」




炎は消え、アスナはゆっくり目を閉じた




「クフフフ、だから彼の気持ちは“逃げ出したい”か“仲間のために逃げられない”ですよ」


「…ちたい…」


「!?」


「骸に……勝ちたい――…」




ツナの言葉にまゆになっているレオンが少し動いた




「ほう、これは意外ですね。
だが続きは乗っ取った後にゆっくり聞きましょう。
君の手で仲間を葬った後にね」




犬の目が「四」と変わると同時に死ぬ気の炎が灯った




「……こんなひどい奴に負けたくない…
こいつにだけは勝ちたいんだ!!!」


「今度こそ終わりです」




剣を振りかざした時だった…




カッ!!!




「!」


「うわぁ!!」




ビチャ!ビチャ!ビチャ!ビッ!




レオンが光り出して、辺り全体に糸をへばりつかせた




「ΣΣああ…」


「ボンゴレ、何をした!?」


「オレは何も…
ΣΣああっレオン!!!?」


「ついに羽化したな」


「羽化!?」


「あの時と一緒だ。
ディーノが“跳ね馬”になった時とな」





To be continued
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