黒曜編「最強ヒットマン」

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「それでヒバリには憑依しなかったんだな」


「クフフフ」


「!」




千種の体が動き出した




「千種はもう少し…いけそうですね」




千種の体から血が大量に出始めた




「ああ…っ、ムリヤリ起こしたりしたら…ケガが…!!」


「クフフフ、平気ですよ。
僕は痛みを感じませんからね」


「な…!何言ってんの!!?
仲間の体なんだろ!!?」


「違いますよ。憑依したら僕の体です。
壊れようが息絶えようが僕の勝手だ」


「……な……そんなの…おかしいよ」


「他人の心配をしてるヒマがあるんですか」


「自分がやられるという時に――…」


『クフフフ』


「君は面白い男だがマフィア向きではありませんね」




後ろからビアンキと獄寺とアスナが現れた




「ΣΣあ…っ
(き…傷口から…あんなに血が…!!)」




三人の傷口から大量の血が流れ始めている




「たのむ!!やめてくれ!!
このままじゃ死んじゃうよ!!」


「クフフフ、思い出しましたよ。
君はバーズとの戦いでガールフレンドのために自分にナイフを突き立てようとしたんでしたね

――…それでいきましょう。
君はその甘さゆえ、僕に乗っ取られる」


「!!」


「え…」


「いいですか?
君の仲間をこれ以上傷つけられたくなければ、逃げずにおとなしく契約してください」


「な…!
そ…そんな…」




骸のムチャな要件に戸惑うツナ




「やはり迷うのですね。
どのみち、君のような人間はこの世界では生き残れない。
ボンゴレ10代目には不適格です。
さあ、体を明け渡してもらいましょう」


「どうしよう………
リ…リボーンどうしよう!!」


「オレは何もしてやれねーぞ
自分で何とかしろ」


「そんなぁ
いつも助けてくれるじゃないか!!
見捨てないでよリボーン!!」




 
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