☆小説『ディアイザ』☆

□軍服B
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「・・・・・これが『答え』って事?」


プラントに帰ってきた俺をイザークは今日まで傍に置いてくれた。


その事実に正直、俺は自惚れていた。


イザークも同じ気持ちでいてくれているんじゃないかと。


だから俺はこの戦いが終わったら伝えようと思ってたんだ。


お前を愛していると・・・。


でも伝える前にその気持ちを目の前に差し出された軍服が俺を否定した。


イザークは何かを言おうと口を開いていたが、なかなか話そうとしない。


その姿が余計に軍服の意味を表しているようで、俺には耐えられなかった。



「・・・・・もういい。」



お前の気持ちはわかったから。


これ以上、俺を否定しないでくれ。


この軍服が愛するお前の望みなら、俺は受け入れるから。




俺はオーブの軍服を持って隊長室を出た。


扉が閉まる瞬間、堪えきれなかった涙と共に小さな告白が零れた。







「・・・・イザークを・・・・愛してる・・・」





〜続〜



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