家庭教師ヒットマンREBORN!
□堕王子による被害拡大
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3日後。
僕は今フランとフランの幻覚で僕らの姿を見えないようにして、『ベルにいつもの10倍仕返ししようゼ☆プロジェクト』第1段の玄関でベルが帰って来るのを待っている。
『中々帰って来ない…』
「死んだんですかねー」
そして今の所、待ち時間3時間弱。
ちょっと部屋に戻ろうとか考えていると玄関が開いた。
ガチャ
ドアが開いて見えたのは、なんとスクアーロ。
そしてここに仕掛けたものは、スクアーロに相性の良い悪戯だった
「帰ったぜぇぇ!
バッチャーン
う"ぉ"ぉ……ぉい?」
スクアーロに降りかかったそれは
ピンク色の
甘い甘い
かき氷のシロップ☆
もう少ししたら……
ニュウー
ベチャベチャベチャ…
練乳が絞り出されます。
「…ヤバイことになりましたー
… 婪先輩、逃げましょうー」
『全てに同感。』
玄関でボケーっと突っ立っているスクアーロを放って、僕達は『ベルにいつもの(略)』第2段のベルの部屋の前に待機していた
その頃のスクアーロ
ガチャ
「王子生還ー
…って、スクアーロ、何やってんの?」
「屋敷入ったら
急に苺の匂いがするベタベタする液体が降ってきて、呆気にとられていると練乳が絞り出された。
婪とフランの仕業かぁ…?
あいつらかっ捌く」
「その前に身体洗えよ」
「あぁ…チッ
あいつら本気で殺す。」
そう言ってスクアーロが自室のシャワー室に行く為に背を向けて歩きだしたとき、ベルは1つ思い出した。
「───…?」
「…そういえば今日の朝…
何でお前知ってんだぁ?」
「か…風の噂で聞いたー…!
王子の貸してやるよ♪
王子やっさしー」
「チッ…ペーペーが」
そう言ってベルの部屋に向かって歩きだしたスクアーロをベルはニヤけながら見ていた。
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