一日一文

□鷹×赳
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楽しいのか?



「…」



そんな生き方で



「…」




囚われて




「…」




生きてるのか?




「…」




それがホントのお前?




「……」
















ちり…ん…




「…。」




風鈴が、鳴って、空気をほんの少しだけ、冷たくさせる




「…。」



ち…ん


気持ちだけ、ほんの気持ちだけ、ただ、鳴っただけなのに…



「…鷹は、元気か、な…」




頬を撫でる熱風が、冷たくなったような、気に、させてくれる



















しとしと



しとしと





「…退屈だな…」






実家。


雨。


一人。


パソコン。




「…アイツに、会いたい…」





しとしと

しとしと




ベット。



学習机。


バックアップした本。








「アイツも、そう、思ってる…はず」






退屈な、退屈な、蒸し暑いだけの、夏休み。





しとしと


しとしと


しとしと…













大事にしてるの?




「…。」



それで?



「…。」



わかんないよ…



「…。」


鷹が、わからないよ



「…ふっ」









精々、俺の謎解きしてな。






お前は



俺のことだけ考えてな。
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