Dream


□世間話と垂れ込んで
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え、私の好みのタイプ?
うーん…副隊長で、髪が短くて、肩無しの死覇装着てて、風死っていう斬魄刀持っててー、


頬に69って書いてある人。





「…お前それ、檜佐木さんじゃねぇか」


『あ、わかっちゃった?』




へらりと笑いながら焼酎を一杯。うん、やっぱ芋よね芋。




「お前聞かれた男全員にそうやって答えてるだろ」


『やだ恋次、何でわかったの?』




ヒクリと引き攣った恋次の口元。途端に溜め息を吐く男に私は一口きゅうりをかじった。




「噂になってんだよ。お前が檜佐木さんの事を好きだってな」


『ふぅん。皆噂好きなのねぇ…まあ間違ってないケド』


「お前な…」




クイッと呷ったお猪口を机に置いて、ビッと私に指を向ける。




「檜佐木さんも知ってんだよ。お前が自分を好きだってな」


『……』


「名前…お前どうすんだ?」




心配そうに聞く恋次に箸を置く。んー…




『別に、どうもしないよ?』


「…いいのかよ。あの人、乱菊さんの事が…」


「よう、名前」


『…あ、修兵』


「………は?」




トンと肩に置かれる手。見上げれば修兵が笑みを浮かべながら立っていた。




「え…檜佐木さん。…え?」


『あれ、恋次言ってなかったっけ?私達、付き合い出したのよ』


「何だ阿散井、知らなかったのか?ちなみに乱菊さんはただの憧れだぞ」


「いや…聞いてないんスけど。…え、そうなんスか?」




おかしいなぁ…
あ、だから今日そんな話してたのか。…あと乱菊さんの事については問い詰め済みよ。




『しかも結構前からだったよね』


「1、2ヶ月前だったな」


「……」


『恋次現世行ってたからねぇ。情報が遅れたんじゃない?』




クスクス笑いながら残っていたお酒を呷って、修兵の腕に抱き付く。




『ま、そういう事だから〜』




お会計よろしくね、と笑って私達はその場を去ったのだった。





「………あり得ねぇ」







…いつか絶対ェぶん殴る。



(恋次ー、今度三人で呑みに(行かねぇ)
(行こ(絶対ェ行かねぇ)











恋次夢やん(^O^)



2011/11/16

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