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□君の傍に
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眠い・・・


そう思うが、学校もあるし部活だってある。

さぼるわけにはいかない。




「・・・早く行こう」




忍足さんは待ち伏せする可能性が高い。


用心に越したことはないと思い、窓の外から玄関を見るが人の気配はない。

ホッ、と胸をなで下ろし、朝食を食べずに、学校へと向かった。













「日吉、おはよ〜・・・」


「・・・はよ。シャキッとしろよ、鳳」


「ふぁい〜・・・」




言ってるそばから眠そうじゃねーか。



結局俺は、忍足さんに会うことなく部室までやって来た。

数分後、鳳がやって来た。




「あれ、樺地は?」


「委員会の仕事があるそうだ。俺達、二人で指示を出すぞ」


「分かった」




跡部部長から部長業務を引き継いだ俺は、鳳や樺地とともに部活をまとめていった。



・・・俺は、気を紛らわせるように練習に打ち込んだ。




その後も、無事に朝練を終えて昼休憩の時間にまでなっていた。




「日吉、一緒に食べよう?」


「あ、あぁ・・・」




忍足さんに会わないために逃げようとしていたんだが・・・

鳳が一緒なら大丈夫だろうか?






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