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□白昼夢
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「・・・・・・・・・・」




隣で首をカクンカクンとさせている恋人。

・・・眠いのだろうか。


今にも眠ってしまいそうな日吉の家にお邪魔して数分しかたっていない。


忙しいのは判る。

氷帝の部長になって、今までより練習に打ち込んで、部誌やメニューを考えているんだろう。



それでも俺と逢う時間もとってくれる。


・・・あー、可愛い。

なんてノロケてる場合ではないんじゃが、の。




「日吉?」


「・・・はい?」




少し間をあけてとろんとした瞳で返事がくる。


理性保っとる、俺ものスゴイ頑張っとる・・・!

なんて心で叫び。




「眠いんじゃろ?」


「・・・別に」


「いいよ、寝んしゃい」


「! でも・・・」




遠慮する日吉の腰を抱き頭を撫でれば、自分の腕の中に閉じこめる。

サラリとした髪を撫で耳元に唇を寄せ。




「俺も寝るけん。
――・・・夢で逢おう?」




共にベッドへと倒れ込み、日吉は目を見開くが直ぐに微笑を浮かべ・・・

ありがとう。

と、声に出さずそう口を動かしたのを確認すると日吉はゆっくりと目を閉じ寝息をたて始める。


思いもよらぬ反撃に何も言う事はできず、クスクスと笑い、眠る日吉のこめかみに軽くキスを落とし、目を閉じた。




――・・・さぁ、夢の中でも君に逢いに行くよ。










白昼夢
(どう出た?俺)
(・・・・・・・・・・)
(真っ赤にして可愛いー)













―END―












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◆あとがき◆
遅くなってスイマセン・・・!
しかもなんか微妙に短い気がしますね、台詞が『夢で逢おう』だったのでお昼寝をイメージです。
題名はまんま"白昼夢"です。
恋芽様、リクエストありがとうございました!お持ち帰りは恋芽様のみです。返品はナシで!(…)




2008/07/14


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