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「麻希」
授業が終わると教室に跡部様が来た
ザワザワ
「跡部様人気者だね」
「フン、当然だ」
廊下に移動すると
「跡部さん、麻希に何か用ですか?」
日吉が闘志むき出しの表情で現れた
「あーん?関係ないだろ?」
「………あります」
「そうだよ!ヒヨは同じクラスだもん!ねっ」
「ああ」
なんかヒヨ顔赤い?
「ヒヨ熱?」
「!!」
日吉の額に自分の額をつける麻希
「……チッ…」
日吉はさらに赤くなる
「熱は無いなぁ」
「………平気だ」
(やばい…体温が上がってきた)
「あ、それで用事は何?」
日吉に見せ付けられた跡部は悔しさを押さえて平然を装った
「ああ、部活のことだ」
「部活?」