デジモン無印

□Act8.Passion
2ページ/5ページ





「はぁ…」




太一の事だから多分そこまで気にしてないとは思うけど




怒られるかなぁ…




いや、ケロッとして何もなかったかのように声かけてくるかも




それはそれで複雑…




…あれ?




そういえばさっき、ヤマトと普通に話せた?




テンパり過ぎて気がつかなかったけど…




「あれは普通だったよね」




「何がだよ」




「え?」




振り向くとそこには




「た、太一!?」




「おいおい。そんな化け物を見たみたいな顔するなよ」




「え?そんな顔してた!?」




「ああ、してたぜ。俺傷付いちゃったなぁ〜」




「ええっ!?ご、ごめん」




「………………」




ど、どうしよう!黙りこんじゃった




私、太一のこと傷付けちゃったの?




「太一…あまりミナをからかうな」




ヤマトとか呆れたように言うと黙っていた太一が吹き出した




「え?からかったの?」




「はは、悪い悪い。反応が面白くてさ」




「ミナも太一なんかに騙されるなよ」




「なんかってなんだよ!」




なんだ…からかわれただけか…




良かった…




って良くない!!良くないよ!!




やっぱり太一、昨日のこと全然気にしてないじゃん!




少し安心したけどやっぱりショックだな…




こんなに胸が痛むってことは




やっぱり私は太一のことが好きなんだ






次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ