デジモン無印
□Act7.Heartbeat
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「はぁー」
いつまでこんな日々が続くんだろう
挨拶を交わすだけの毎日
私は自分の気持ちがわからないまま
「ミナ!」
一人で帰っていたら太一が声をかけてきた
「あ、太一」
「よぅ、次の日曜お前暇か?」
「え?まぁ暇だけど」
「よし!遊園地行くぞ」
遊園地?
それって…
「じゃあ日曜迎えに行くから」
「ま、待って!」
私は帰ろうとする太一の腕を掴んだ
「ん?」
「あ、あの…」
「あー大丈夫だ、俺とお前二人だけ」
「あ…うん」
「じゃあな」
太一はにかっと笑って帰って行った
太一…私に気をつかってくれたのかな
けっこう嬉しいかも…