日吉連載

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「ん…?」




目を覚ますと日吉が目の前で寝ていた




「………日吉……?」




日吉は華咲の手をしっかりと握りしめていた




日吉が起きないように鏡を見ると頬に涙の跡がついていた




「…ずっと…握ってて…くれた…んだ…」




何か熱いものが胸にこみあげてきた




華咲は日吉の手を強く握り返した




「……ん」




日吉はそっと目を開く
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