デジモン短編

□憧れの君
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内気で臆病な私には友達も数えられるほどしかいなかった




あなたはいつも楽しそうに笑っていた




それを見てるだけで幸せだったんだ




でも話し掛けることはできなかった














「席替えするぞー順番にくじをひきなさい」




私は昔からくじ運はいいんだか悪いんだかで後ろの席になることが多かった




今回もまた窓際一番後ろの席




(よかった、これでまた外見られる)




「よぉ、隣よろしくな!」




いきなり声をかけられてばっと振り向く




「っ!」




え?え!?




もしかして隣って




大門くん!?




「どうした?」




「いえ!なんでも…ない…です」




「そうか?とりあえずこれからしばらくよろしくな!」




にかっと笑う大門くん




(か、かっこいい…)




「こちらこそ…よろしくお願いします」





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