合縁奇縁
□06.5
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狩沢・遊馬崎side
「狩沢さんは門田さんのこと、どう思いますか?」
「どうって言われてもなぁー。」
露西亜寿司を出て、2人は珍しく現実の話をしていた。
「門田さんは、絶対告白しないと俺は思うんす。」
「あ、それは同感!!
一見、シズシズ相手だとドタチンが有利になりそうだけど、一緒に暮らしてるからなぁ……」
「そこが難しいとこっすよね…」
はぁ…と2人同時にため息をついた。
「あ、でもそろそろイザイザがちょっかい出しにくるんじゃない?」
「そうっすよ。
静雄さんのお気に入りを臨也さんが放って置くわけないですよ!!」
「となると、四角関係!?
いや、もっと大変なことになってるかも!!」
「あかさん、カワイイっすもんね!!」
「そうそう!!
紀田くんとかもそうっぽいし!!」
「これは大難関になりそうっす。」
勝手に盛り上がる2人を、今止められる人は誰もいない。
「そうだね。
それよりさぁー、ゆまっち。
これから乙女ロード行かない!?」
「まだ時間はたっぷりあるっすもんね!!」
こうして、ふたりは乙女ロードに姿を消していった。