合縁奇縁
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「俺、トイレ行ってくるわ。」
「はいはーい。
いってらっしゃい、ドタチン。」
門田さんは部屋を出ていって、遊馬崎さんは狩沢さんによっていった。
「狩沢さん、狩沢さん!!
門田さん、逃げたっすね!!」
「あ、やっぱりゆまっちも思った?」
「絶対そうっすよ!!」
「……えっと、どういうことですか?」
………話が全然分からない。
「あ、こっちの話だから気にしないで!!」
「そうっすよ!!
あかさんは、静雄さんと一緒にご飯食べててください!!」
「……?
分かりました。」
狩沢さんと遊馬崎さんがそう言うので、少し気になるがご飯を食べることにした。
静雄さんはと言うと、さっきの話を気にしていないみたで、パクパクお寿司を食べている。
そんな中、狩沢さんの携帯が鳴った。
〜〜♪〜♪〜〜
「あれ、ドタチンからだ。
急に仕事が入ったから帰るだってー。」
メールの内容を私たちに伝えながら、狩沢さんはニヤニヤしている。
その内容を聞いた遊馬崎さんも、何やらニヤニヤし始めた。
「完全にバックレましたね、狩沢さん!!」
「だねぇ。
私たちも、そろそろお開きにしよっか?」
「そうですね。」
こうして、露西亜寿司での事情聴取(?)は幕をおろした。