チビ姫様!

□08
2ページ/3ページ



「どうだ?
小十郎。」


「此度の事は、この小十郎にも分かりませぬ。」


「Hum…困ったな…」


「他にお心当たりはござりませぬか!?」


4人でいろいろ考えてみるも、結論には達しなかった。


「取り敢えず、真田の旦那も竜の旦那も顔洗っといでよ!!
頬が切れて血が出てる。」


「そうでござるな。
政宗殿、井戸はこっちでござる!!」


真田は政宗様を連れて井戸にいってしまった。


「あぁー!!」


あかが泣き止んだと思ったら、今度は天井を指差し始めた。


「猿飛、天井裏に忍を潜ませているか?」


「いや〜?
今日は俺様が表でずっといるからそんな事させてないよ〜。」


「そうか。」


猿飛はそれがどうかしたの?と不思議そうにしている。


「あぁー!!」


「あぁ。
もうすぐ、人がくるんだな?」


「うーぁ!!」


俺があかに話しかけると、返事をするように声をあげた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ