チビ姫様!
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「どうだ?
小十郎。」
「此度の事は、この小十郎にも分かりませぬ。」
「Hum…困ったな…」
「他にお心当たりはござりませぬか!?」
4人でいろいろ考えてみるも、結論には達しなかった。
「取り敢えず、真田の旦那も竜の旦那も顔洗っといでよ!!
頬が切れて血が出てる。」
「そうでござるな。
政宗殿、井戸はこっちでござる!!」
真田は政宗様を連れて井戸にいってしまった。
「あぁー!!」
あかが泣き止んだと思ったら、今度は天井を指差し始めた。
「猿飛、天井裏に忍を潜ませているか?」
「いや〜?
今日は俺様が表でずっといるからそんな事させてないよ〜。」
「そうか。」
猿飛はそれがどうかしたの?と不思議そうにしている。
「あぁー!!」
「あぁ。
もうすぐ、人がくるんだな?」
「うーぁ!!」
俺があかに話しかけると、返事をするように声をあげた。