チビ姫様!
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「旦那〜、団子持って来たよ〜♪」
政宗様をそろそろ止めなければと思っていた矢先、猿飛が真田に声を掛けた。
やはり、仕える主が似ていると考えも似てくるという所か…
「団子!?」
「そうだよ〜。
そろそろお茶にしない?」
「いいじゃねぇーか!!
Tea timeとしようじゃねぇか、真田幸村!!」
「承知したでござる!!」
二人は武器をしまって縁側に腰かけた。
「ふぇ…」
「小十郎!!
Princessのお目覚めだぜ!!」
あかが起きたようだ。
「うわぁーーん!!」
「どうした?
ん?」
珍しく泣き出したあかは、あやしても泣き止まなかった。
「小十郎、腹が減ったんじゃないか?」
「そうかもしれません。
少し、失礼します。」
今回、一緒に連れてきた乳母の所に連れていくが、あかは乳を飲まなかったらしい。