庭球

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奏side





俺はあれから神のハイテンションなメールにツッコミ疲れてソファーの上で脱力していた


『神のやつ・・・いまからって言ったくせに全然かかって来ねぇじゃん!!』


そういってあの馬鹿神に対して文句を言った時だった






プルルルルル






携帯の音が鳴る



ディスプレイを見れば見覚えのない番号







『え・・・これはあれか?来ちゃった感じか!?







神に言われて知ってたもののやっぱり出ようとすると勇気がいる・・・誰だかわかんないし





跡部とかだったらどうするよ絶対話合わないし





どうか大石とか桃城とか親しみやすいやつであってくれ!!




そんな願いに思いふけっていれば背筋を這うような悪寒がして意識を現実に引き戻した


そうだ取り敢えず・・・電話でねぇと!!





『・・・っもしもし!』
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