庭球
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「俺は丸井ブン太だぜぃ。シクヨロ」
「俺は仁王雅治じゃ。よろしく頼むナリ」
目の前で次々と進んでいく自己紹介
そこには前の世界では紙の中の人間だったやつがずらりと並んでいる
昨日俺は結局一晩中悩み続けた
で・・・結果。
やっぱり幸村には逆らえない
幸村に逆らえる奴なんてこの世に存在すんのか?
「で・・・一応言っとくと俺が幸村精市ね。って聞いてる?」
『へ・・・?あぁ』
「本当?・・・まあいいやこの7人が3年レギュラーだよ」
『了解』
幸村に真田・柳・仁王・丸井・柳生・ジャッカルだよな
自己紹介を聞き逃した分マンガの知識から引っ張り出した
あれ?レギュラーはもう一人いたはず
「そして唯一の2年レギュラー・・・ほら赤也」
「・・・切原赤也っス」
あぁそうそう切原だ
つーかさっきから俺に注がれてた鋭い視線はこいつか!!
そこにいた切原は何とも不服そうな顔で自己紹介をした