庭球
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扉の開く音がした
「四天宝寺も来たみてぇだな」
「いやー遅れてすまんな跡部クン」
「久しぶり白石」
「おぉ幸村クン!元気そうでなによりや。もう体調はええんか?」
「うん。良好だよ」
「そらよかったわ!!」
なんだか四天宝寺がはいってきた途端に部屋が騒がしくなった気がする
まぁ分かりきってたことなんだけどな
参加する全ての学校が揃ったことでみんなも結構騒がしくなったし
やっぱり全国大会で戦った仲だからかみんなとても和気あいあいとしてて会話に花をさかせている
ラブルスと桃城・海堂なんかはなにか言い争ってるけどそれも別に仲良さそうなんだよな
なんか疎外感・・・
「奏?」
ふと名前を呼ばれて振り返るとそこには財前とさっきまで話していたのか赤也・日吉の次期部長組が集まっていた
『財前。久しぶり・・・というかこうやって会うのははじめましてだね』
「そうっすね。俺も小さい頃写真しか見たことあらへんかったからわかりにくかったわ。でも知らん顔なんてアンタぐらいしかおらへんし」
赤也の眉毛がピクリと動いた
「おい財前。なんでお前奏先輩に対して呼び捨て&タメ口なんだよ。」
『いいよ赤也。俺がOKしたんだから』
「・・・え?マジっすか?」
『うん』
「えええええぇぇええええええぇぇえええ!?」
『ちょっびっくりした!!いきなり叫ぶなよ』
周りの人もびっくりしてこっちむいてるし
「なんでっすか!!」
『え・・・なんでっすかって言われても従兄弟だから』