庭球

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《そういや宿のことはどうなるん?合宿っちゅうことは跡部クンの別荘にみんなとまるんか?》



『その話なんだけど跡部の別荘ていうのがちょうど東京と神奈川の間くらいにあってさ。・・・いやもう住んでるとこと大して違わないじゃんって感じなんだけど。だから俺たち立海も氷帝も青学も大体は普通に自分たちの家から来るみたい。場所近いのにそこまで世話になるのは悪いしね』






これは幸村・手塚・跡部の3校の部長が話し合って決めたこと



跡部は最後まで良いって言って譲らなかったみたいだけど幸村の笑みで話はまとまったらしい






《そうなん?》




『うん。だから白石クン達も今までどおり俺んちに泊まるってことでいいかなって』


《そか。ほなそれでよろしく頼むわ》


『了解』









《そういや今更なんやけどひとつええか?》



『なに?』







《なんで望月クンが練習試合のこと連絡しとるん?前泊まるのは頼んだから練習試合するっていうん知ってるのはわかるんやけど。それにさっき「俺たち立海」て・・・》


『あれ?言ってなかったっけ。俺テニス部のマネだよ?』









《・・・え?







『俺言った気になってたゴメン』




《望月クン・・・マネージャーなん?・・・ほんまに?》




『うん』







言い忘れて他のも悪かったけどそんなに驚くことか?






《・・・おーい白石何かすっごい顔になってんぞ。》


《言わんとったってください委員長》


《つーか財前。何度も言うけどお前なんで俺のこと委員長呼びなんだよ。俺お前の委員長でもなんでもないし。ていうか俺先輩。わかる?》


《せやかて先輩らがみんな委員長呼びなんやから移ったってしゃーないやないですか》


《くっそ後輩のくせに正論いいやがって!!いーよ俺の味方は金ちゃんだけだよ!》


《ちょ。いきなり叫ばんでください。うるさい》


《ひっど!!》





電話の向こうからふと聞こえた声



財前と・・・誰だろ?


聞くからに標準語だけど


四天宝寺に電話すると関西弁のオンパレードだから何か違和感あるなー


っていうかこの声どっかで聞き覚えあるんだけど


・・・まあそんなことあり得ないし多分気のせいだよな
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