庭球

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「・・・で?大丈夫か?」


尻餅を付いたまま固まてる俺を見て宍戸クンが引っ張り起こしてくれた




「すみませんでした!」


『いや。俺も考え事してたし・・・』





「長太郎。急がねーと岳人たちが待ってるぜ」


「え・・・あ本当だ。それでは」


『うん。本当ごめんね』







まさかこんなとこで遭遇するとは・・・






そんなことを思いつつその場を立ち去ろうとした



『あれ・・・?』



そこにひとつ落ちていたのはひとつの生徒手帳



表紙には氷帝の校章が



宍戸達が立ち去った方を見ればそこはもう人混みしかなくて





『まじか』





なんつーベタな・・・


氷帝に届けに行けってか







そうはいっても今日は休日




あの二人も私服だったって事は部活とかもないんだろうし


私服なのに生徒手帳を持ってたってことはどっか遊びに行くのかな?


今は学割とか結構あるし






取り敢えず届けに行くのはまた今度・・・だな
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