庭球

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「・・・?どないしたん白石?」


『あんな望月クン・・・財前の従兄弟の子なんやけど。その子が家泊まる?って言うてくれてん』


「なんやその兄ちゃんめっちゃええ人やな!!」


『おん。やからどないしようかと思て』




確かに泊めてくれれば宿泊代もかからんし俺らも助かるけど・・・さすがにレギュラーだけとはいえこんな大人数で押しかけるとなぁ




「うーん。せやねぇ・・・」


「俺は小春と一緒ならどこでも・・・っ!」


うっさい黙れや一氏ぃ!いま話し合っとる最中やっちゅーねん!!」


「小春ぅ〜っ!!」


「ははっ元気よかとね〜」




・・・ほんま話の進まへんやつらやなぁ




「というか白石はん。レギュラー8人も入れるんか?」




・・・確かに


まず8人というだけでも多いのにうちは千歳とか師範とか異様にでかい奴ら多いからなぁ


すると手に持っていた携帯からまた声が聞こえた




《それなら多分大丈夫だぞ?さっき言ったけどちょっと狭いかもだけどな。一人暮らしには本っ当無駄有りすぎってくらいの大きさだからさ》


「・・・ほんま!?」


その声に真っ先に反応したのは金ちゃんやった


「なぁ白石〜その兄ちゃんも大丈夫やって言うとるやん」


『でもやっぱりさすがに迷惑やない?』
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