庭球
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「じゃあ取りあえずその従兄弟くんに聞いて見るか？」
「何をや？」
「宿や宿！」
「あぁ・・・せやな。すまん財前のいきなりのカミングアウトが衝撃的すぎて忘れとったわ」
・・・本当に大丈夫なんかこの先輩ら
そんなことを考えながらも俺はジャージのポケットから携帯を取り出しアドレス帳を開いた
画面の下の方にスクロールいき「望月奏」を探す
『それじゃ今から電話かけますよ』
「え！？今から？時間とか大丈夫なんか？今日土曜日やし部活とかとちゃう？」
ピッ
プルルルル
「何の戸惑いもなくかけよった！！っていうか俺の言ったこと無視なん！？」