庭球

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『金ちゃんも財前もまたせてごめんな』


「ええで!ほとんど郁斗のせいやしな!」


「なっ!金ちゃんまで俺の敵に回るのか!」






今一瞬金ちゃんの後ろに黒いものが見えた気がしたんだけど・・・


気のせいだよな。うん






「奏もテニスするんか?」




金ちゃんが俺の持ってるラケットを指差していった




「え?無視?無視なの?」



『あぁ・・・これは越前くんに借りたんだよ。ボール拾いの時に防ぐものがないと危ないからって』



「おーい奏くーん」



「じゃあそのラケットコシマエのなんやな!初めて見たわ!」




「金ちゃーん」




「ねぇね『うーん普段はスペアとか言ってたからあんまり使わないんじゃない?』




「あ「そうなんやぁ・・・」







「・・・」






『そういえばさぁ・・・』








「・・・いい加減泣くよ!?



郁斗うるさい



すみませんっしたあぁぁぁあぁ!!(スライディング土下座)」










四天宝寺のコートにつくまでそんなたわいもないことを話しながら歩く







・・・そういやさっきから財前がまるっきり話してない気がするんだけど



振り返れば何やら眉間にしわを寄せて難しそうな顔をした財前がいた






『・・・財前?』







呼びかけても全く気づく様子がない






『ざいぜーん!』







「っ・・・なん?」






目の前で手を振ればハッとしたように顔を上げた






『いやなんかぼーっとしてたから』




「・・・奏は」




『ん?』




「奏は委員長と長い付き合いなんやねんな?」




『委員長?』



「なに?」




『あぁ郁斗の事なんだ。・・・そうだけど。それがどうかした?』




「・・・いや」








いきなり何の質問をしだしたかと思えば何故か俺たちのことで


俺がその問いに答えれば再び財前は難しい顔をして何かを考え始めそのままコートに着くまで口を開くことはなかった

















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久しぶりの更新すみません(スライディング土下座)orz

多分そのせいで今回は文がグダグダしてしまってるかもしれませんがリハビリだと思って生温かい目で見守っていただければ幸いです
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