庭球
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結局幸村の恐怖の笑顔に負けて昨日氷帝で聞かされた跡部の話&プランを全て話した
「そういうことか・・・ごめん柳。俺ちょっと抜けるから真田にも言っといて」
「分かった。ほどほどにな」
『え?幸村何しに・・・』
「ちょっと跡部に電話しくるよ」
そう言い残した幸村は部室を後にした
跡部・・・ご愁傷様
取り敢えず俺に害が無くてよかった
まあ言われたことを伝えただけなんだから何かあるってのもおかしな話なんだけど
・・・なんてホッとしたのも束の間さっきしまった部室のドアが再び開く
「言い忘れてたけど奏は断ってこなかった罰として外周10周ね。」
『・・・え』
「だって言われてからもう一日経っちゃってるんだし断りにくいでしょ。だから今回は仕方なく跡部のプラン許可するけど・・・最近マネ業ばっかで運動不足っぽいしちょうどいいんじゃない?」
いまめっちゃ「仕方なく」って強調したよね
どんだけ跡部の提案に乗るの気に食わないんだ
ってかこのマンモス校の外周って絶対マネが走りきれる距離じゃないし・・・
周りから同情の視線が降り注がれる
「俺もメニューで今から外周じゃき。一緒にいくかの」
いつの間にか来ていたらしい仁王の手がポンっと肩に乗せられた
『・・・おう』