ルークとユーリの不思議のダンジョン

□むーっつ
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「やっと、中間地点まで来たよ…;;」
「ここらで少し休むか。」
「…ちょっと待て。」
休憩する体制に入るルークとユーリを制するようにアッシュが言う。
「?
どうした、アッシュ。」
「…何か、奥の方から聞こえないか?」
「何かって…
なにが?」
すると、
…ォォオォ…
『!!』
「…今、なんかうっすら聞こえたな。」
「お、俺も…!!
ほんのうっすらだけど…」
「奥に何かいるのは間違いないみたいだな。
少し休んだら行くぞ。」
アッシュの言葉に二人は頷く。
ルークは休んでいる間考えていた。
「(…ユクシーに会えば俺が持っている違和感が分かるのかな?
もし、分からなくても何かの手かがりになるけど…。
そういえば、このことアッシュとユーリには話していなかったな…。)」
「ルーク、何考えているんだ?」
「どうした、屑。」
「ぁ、ユーリ。
アッシュ。」
考え込んでいるルークに二人は気づき、ルークに近づく。
「えっと、実は…。」
ルークは自分が“濃霧の森”に入って知っていることを話した。
「…そのはずは無いと思うがな。」
「どうして分かるんだ、アッシュ。」
「こいつはあることによって、屋敷から一切出されなかったんだ。」
「…お前も大変だったんだな、ルーク。」
「あははは…;;」
ルークは苦笑いをするしかなかった。
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