長い物語
□オレンジの花に捧げましょう。
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─おまけ─
温室外では、真紅のカーペットに脱力仕切って座り込む、サクラの姿があった。
本当に、信じらんない。
あの変態エロ上忍!!
よくも、乙女の夢を壊してくれたはね!!
凄まじい怒りのチャクラが辺りに漏れだしていた。
サスケも額に手を当てて、目の前で行われた惨状が頭から離れなくなっていた。
カカシが腐りきっているとは思っていたが…。
ウスラトンカチが二人。
二人の結婚は、サスケの悩み事をまた増やす結果となってしまった。
「なんだ、サスケとサクラじゃねえか」
「え!?やだ、サスケ君!!その服すっごく似合ってるー!!」
「何が似合ってるの?」
どこか気が抜けた声と、聞き覚えのある声が遠くから聞こえて来た。
いの、シカマル、チョウジの三名、猪鹿蝶のお出ましだった。
「カカシとうずまきは、中か?」
煙草を吹かせながら、髭面の猿飛アスマが、辺りを見回し呟いた。
「我が永遠のライバル、カカシ!!俺達も祝いに来てやったぞ!!」
白い歯を輝かせて、ポーズまで決めた全身緑タイツのガイが登場しテンテンの冷たい突っ込みが入る。
「だから、ガイ先生。
その台詞は、カカシ先生に言ってよ」