記念日

□蝶
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高々と起立したナルトの性器は喜びを溢れさせるように先走りの蜜を流した。

ただ添えるだけで、消して手を動かそうと、カカシははしなかった。

「厭らしいね、ナルト。キスだけでこんなにして」

カカシは乳首を執拗に攻めながら、わざと水音を立てて吸い上げる。

「ばかっぁんっ…そこぁ…だけ…ん…」
「ここ?」

ぺろりと舌で舐め上げると、ナルトが大きく仰け反る。

「いやぁぁぁぁっ!!」

ナルトは助けを求めるように、カカシ掌に精を吐き出した。

「気持ちよかったでしょ?今度は、俺を気持ちよくさせて、ナルト」

カカシの白い肌が汗を流して艶やかに雄の匂いを放ちだした。

あぁこれが、はたけカカシだ。

ナルトを愛でながら喰らいつくして行く銀の獣。

ナルトは更なる快楽を想い、熱く甘い吐息を漏らした。





カカシの背に深く爪を立てナルトはゆっくりと解かされていく後孔の快楽に悶える。

「あぁ、いいっ…カ…カシせん……」

荒々しくカカシは唇を貪り吐息ごと甘く激しさを吹き込んだ。

深く重なり蕩けるような口咥内の熱さに、ナルトは水を求めるように唾液を飲み干す。

絡ませる下肢から熱をもった性器が快楽を支配し出す。

溢れる蜜がナルト内股を濡らし、更なり快楽を求めるように、自ら腰を振りだした。

「ナルト、我慢しなくていいよ」
「せん…せぇ、…はや…くぅ……」

甘えるように囁くと、ナルトは蒼い瞳にカカシを映して綺麗な涙を流した。





絡めた下肢を開かせ、カカシは白い肌を味わうように舐め廻す。

柔らかな尻肉を辿り、尾骨へと濡れた舌先が伝っていく。

カカシの唇は吐息を這わせ後孔を舌でゆっくりと押し拡げていった。

欲情に溺れ出して、深く沈むようにナルトは快楽に身を委ねた。

「んっ…ふはぁ…せん…せぇ…」

甘く掠れてたナルトの言葉がカカシの理性を吹き飛ばす。

名を呼ばれるだけ箍が外れていく。

カカシは名残惜しそうに、尻肉に唇を落とすと、身体を起こした。

ナルトの細い腰に腕をまわすと、ゆっくりと膝を立たせた。

誘うようにナルトが振り返り唇が愛しい名を繰り返し呼ぶ。

「カカシ先生…カ…カシ…」

熱くたぎっり艶々と蜜を垂らしたカカシの性器が、後孔へとぐちゅぐちゅと卑猥な音を上げて入り込んでいく。

「ひぁ…!!やぁぁーっ!!」

ナルトの腸内壁を圧倒的な質量の雄が、押し拡げていく。

焼けつくような熱さと苦痛に顔をしかめ、ナルトは涙を流す。

震える肩を汗が流れ落ちて、草に雫となって消えた。

「…あぁぁ、…あんっ……」

喘ぐ息に合わせて、肌は上気して迸る汗を珠のように生み出す。



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