記念日

□蝶
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「カカシ先生!やっぱ、やめよーってばよ!!」
「ダーメ、勝負にまけたのは、ナルトだよ」

ナルトに跨がりマウントを取ると、逃さないように互いの指先を絡める。

既に昂り始めた雄の象徴をぐりぐりと押し当てて、引き戻れない熱を訴える。

「こんなになっちゃたから…ナルトが責任とってね」「カ、カシ先生……」

ぐっと上半身を屈めて、覆い被さるカカシの重みが、ナルトにのし掛かる。

口布越しに貪りつくような口付けをすると、ぴったりと重なった唇が熱だけを通すように伝えた。

もどかしい唇が、欲情を煽るように深く息苦しくさせる。

カカシは絡めた指を解くと優しく舐めるように、ナルトの頬に掌を滑らせた。

目蓋からゆっくりと頬を伝い薄く開かれた唇を堪能すると、口咥内に指をくわえこませ、舌を弄ぶ。

口の端からつらつらと輝く糸を引いて、唾液が顎を月明かりに浮かび上がらせた。

ナルトの口咥内は厭らしく誘うように、カカシの指を舌で誘い、歯であま噛みする。

誘われるように口布を下げると、待ち望んでいたように、ナルトが甘い吐息を漏らした。

満月に暴かれた銀色の獣。
あぁ、この神神しいばかりの美しさは罪だ。

ナルトは自ら求めて、欲情する身体をカカシに与える。

地を離れた腕は包み込むように、カカシの首に巻き付く。

地に落ちて行くように、ナルトの身体を深く優しく抱き留める。

重なる鼓動、触れる熱。

唇が生み出す甘美な息は、時おり熱を空に還した。

魂の交わるような口付けだけが水音を孕み、煽り猛る身体をじりじりと焼き付けた。

「ナルト……」

ナルトの黒装束をはだけさせ、カカシは汗ばんだ肌を緩くやわやわと揉みだす。

鍛えられた腹筋から胸元を辿り、起立した乳首を指の腹で形を確かめるように押した。

下肢で主張し始めたナルトの性器を服の上から丁寧に弄った。



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