劇場版 忍たま乱太郎
□薗田村 VS タソガレドキ
1ページ/4ページ
お堂の前で 様子をみる事にした。
だって… 猪名寺君、まだ大丈夫とかいうし…戦の最前線に出ようとしたら皆がダメっていうし。
暇だから。
砲弾の打つ音を聞いたと思えば 民家の屋根が破壊された。
次々と打たれる砲弾に 少し緊張感を覚える。
皆‥怪我してないといいけど……………‥…
………………鉢屋以外。
転がってきた砲弾の球を足で抑え、
「みんなの怪我は…私が治す!」
と言った猪名寺君、かっこよかった。惚れた。
『猪名寺君、すっかり保健委員長代理だね!カッコいい!』
「え?あ!ああありがとうございます!!」
猪名寺君は照れ屋なのか、すぐ赤くなるんだなぁ…かわいい。
「乱太郎〜!雷蔵が怪我をしたぁ!」
「私も〜!!」
鉢屋が 不破君の手を引いて 走ってきた。その後ろには 何故か 七松先輩。
『不破君は頭に砲弾の球が落ちてきて…七松先輩は砲弾の球をアタックした…………て…いやいや、何してるんですか!』
「いや、ついな!骨が折れて痛いぞ!」
『まったく…ついじゃありませんよ。てか痛そうに聞こえない。』
「いや、痛いぞ!さすがに私も骨が折れたら痛いなぁ!ハッハッハ!!」
『……………………。』
そんなやり取りをしていると 松千代先生が三年生に引きずられて やってきた。
聞くと 三年生を助ける為に 怪我をしたらしい。
『松千代先生、恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ?先生は流石、先生ですね!カッコいいです。』
ピタリと動きが止まったかと思ったら すごいスピードで丸まってしまった。
あんたは ダンゴ虫か!!!
.